公式配布パッケージ

アバターペデスタルやPickup等のよく使用されるギミックを公式Prefabとして配布しています。

一部のUnityコンポーネントは公式Prefabを使用した場合のみ利用可能です。

また、Prefab以外にもUdonギミックのためのプログラムやUIのサンプル画像等も含んでいます。

共通の注意事項

  • 本パッケージの内容は入稿されず、運営側のUnityプロジェクトで同じ物をインポートして使用します。そのため、出展者のみなさんのUnityプロジェクト内でPrefab等のファイルを編集してしまった場合、変更内容はワールドに反映されません。パッケージに含まれるファイルは編集しないようにしてください。
  • 公式Prefabでのみ使用可能なUnityコンポーネントを使う場合、PrefabをUnpackしたりPrefabファイルを複製して使用したりすると入稿ルールチェックでエラーとなるため、PrefabのUnpackは行わないようにしてください。(入稿ルールチェックではPrefabのGUIDを確認しているため)

パッケージ内容物一覧

VketAvatarPedestal (Prefab)

Interactで確認ダイアログを表示するアバターペデスタルです。
再度ダイアログをInteractすることでアバターに着替えることができます。

以下の3種類があります。

  • Default:アバターの画像がゆらゆら揺れる外観のペデスタルです。VRCSDKに同梱されている物と同じ外観です。
  • 2D:好きな画像を外観に設定できます。Defaultと異なり、ゆらゆら揺れません。
  • 3D:3Dモデルを外観に使用することができます。

使い方詳細

VketVideoPlayer (Prefab)

Interactまたは、プレイヤーがブースに入ったタイミングで動画を再生できる動画プレイヤーです。

動画はURLで指定します。動画ファイルを入稿して指定するものではありません。
動画はローカルで再生され、ブースから離れた時点で停止します。
Udonギミックを使用して、複数のURLを入れ替えて再生することができます。

設置数制限:1ブースにつき1つのみ使用可能です。

使い方詳細

VketPickup (Prefab)

オブジェクトを手に持つことができるPickupです。

30秒間誰も触らなければ自動的に元の場所に戻ります。
手に持ったまま移動すると、ブースの外にオブジェクトを持ち運ぶことができます。

使い方詳細

VketFollowPickup (Prefab)

VketPickupに加え、頭などにオブジェクトを装備することができるPickupです。

例:帽子を頭に装備して手を離しても頭に追従する

入稿時に追従するBoneを設定しておき、設定したBoneの近くでプレイヤーがUseするとオブジェクトがそのBoneに追従して動くようになります。

使い方詳細

VketSoundFade (Prefab)

Interactまたは、プレイヤーがブースに入ったタイミングで音声を再生できる音声プレイヤーです。再生時に、ワールド側のBGMをフェードアウトします。

音声はフェードイン効果をオンオフで指定することができます。
音声はローカルで再生され、ブースから離れた時点で停止し、ワールド側のBGMがフェードインします。

当Prefab内でのみ、SpatialBandが0(2D)のAudioSourceが使用できます。

音量について

同梱しているサンプル音源ファイルの音量を参考に、AudioSourceのVolume調整、または元ファイルの音量調整をして下さい。想定の音量を著しく超えるものに関しては運営側で調整する場合があります。

参考:サンプル音源ファイルの仕様
ラウドネス値:-14LUFS(Ceilingは-3.0dB)
書き出し設定:.ogg -128kbps

使い方詳細

VketLanguageSwitcher (Prefab)

Interactすることでブース内の指定したオブジェクトを一括でオンオフ切り替えするスイッチです。
日本語表示・英語表示を切り替えるために使用します。

PrefabのUdonBehaviourに日本語表示時にオンにするオブジェクトのリスト、英語表示時にオンにするオブジェクトのリストをそれぞれ指定します。

切り替え状態は他のブースにも反映され、ワールド全体の日本語表示・英語表示が切り替わります。
切り替え状態はローカルで反映され、他のプレイヤーには同期されません。

使い方詳細

VketWebPageOpener (Prefab)

Interactで確認ダイアログを表示し、再度ダイアログをInteractすることでブラウザーでWebページが開きます。
特殊な処理となるため、Vket開催期間中のワールドでしか動作しません。

以下の4種類があります。

  • サークルのカタログページが開く物
    • VketCirclePageOpener_2D:好きな画像を外観に設定できます。
    • VketCirclePageOpener_3D:3Dモデルを外観に使用することができます。
  • VketStoreの商品ページが開く物
    • VketItemPageOpener_2D:好きな画像を外観に設定できます。
    • VketItemPageOpener_3D:3Dモデルを外観に使用することができます。

使い方詳細

UITemplate

uGUIを使って画像を表示したり、VRChat内で機能するボタンを手軽に作成するためのテンプレート集です。必要に応じて使用してください。

Vket Interact Trigger (Udon Program Source)

VRCSDK2のTriggerと似た形で、Interactした際にアクションを実行することができます。

以下のアクションの中から複数実行することができます。

  • SetGameObjectActive:オブジェクトのActiveをTrue,Falseに設定またはToggleします。
  • SetAnimatorTrigger:AnimatorパラメータのTriggerを設定します。
  • SetAnimatorBool:AnimatorパラメータのBoolをTrue,Falseに設定またはToggleします。
  • SetAnimatorInt:AnimatorパラメータのIntを設定または加減乗除します。
  • SetAnimatorFloat:AnimatorパラメータのFloatを設定または加減乗除します。

ローカルと同期が選択できます。(後からワールドに入ったプレイヤーには同期されません)

使い方詳細

Vket OnBooth Trigger (Udon Program Source)

VRCSDK2のTriggerと似た形で、プレイヤーがブースに出入りした際にアクションを実行することができます。

アクションの種類はVket Interact Triggerと同様です。
ブースに入った際と出た際のアクションをそれぞれ設定することができます。

ローカルと同期が選択できます。(後からワールドに入ったプレイヤーには同期されません)

使い方詳細

変更点

Vket2021から連続で出展して頂いている方向けの変更点一覧です。

  • VketAvatarPedestal
    • 3D:確認ダイアログの高さをプレイヤーの身長に合わせて自動調整する機能のオンオフ切り替えを追加
    • 3D:確認ダイアログがCapsuleColliderの範囲からはみ出ないよう修正
    • 3D:メッシュに合わせてCapsuleColliderのサイズを自動調整するボタンを追加
  • VketPickup
    • UseUpアニメーション終了後に自動的にPickupアニメーションに遷移するように変更
  • VketFollowPickup
    • Desktopのユーザーも使用できるように変更。DesktopでPickupの位置を調整できる機能とUIを追加
  • VketSoundFade
    • 複数のフェードが重なった時に意図しないフェードインが発生しないよう機構を修正
    • VRCStationに座った際に停止しないように変更
    • OnBoothFadingにチェックが入っていてもInteractが使えるように変更
  • VketVideoPlayer
    • インターフェースを刷新し、再生時間表示、頭出し再生、再生/一時停止、停止、シーク、ボリューム調整機能を追加
    • VRCStationに座った際に停止しないように変更
    • ロード中に表示する画像を指定できる機能を追加
    • VketVideoUrlTriggerを追加を使用してURLを変更して再生する機能を追加
  • VketWebPageOpener
    • ItemPageOpenerのインスペクタ上でItemIdを設定できるように変更
    • 3D:確認ダイアログがCapsuleColliderの範囲からはみ出ないよう修正
    • 3D:確認ダイアログの高さをプレイヤーの身長に合わせて自動調整する機能のオンオフ切り替えを追加
    • 3D:メッシュに合わせてCapsuleColliderのサイズを自動調整するボタンを追加
  • VketTrigger
    • Legacyな変数を使用していたことで発生していたエラーログを抑制
    • VketTriggerExampleをAssets直下に移動